自転車で転んで駐在所に行ったら熊騒動を蒸し返された　マシラ

　少し古いこと（半年前のこと）を書いてます。
　それは１０年前に苦い出来事につながっていました。

　やっちゃった。
　またかよ。
　その時、確かそう思った。

　シチュエーションに多少の違いあろうとも、経過から原因を突き詰めると似たような行動から同じような騒動を起こす懲りない奴め。
　オイ　お前。
　マシラ
　お前のことだぞ　横向いて携帯いじってないで正面の俺の目を見ろ！
　ビール瓶で殴られたいのか。
　それともリモコン端末の方が好みか

　そんなこと言ったて、
　この年になり、行動の矯正はもはや出来ないよ、

　おれって
　懲りない爺めと責められても、それだからこそマシラなのだとも
　開き直ってしまう。
　おれ

　手が濡れた感じでハンドルを握っていた坂の下りだしで手が滑る感じがした。

　自転車ペタリングで堂平への林道を走った日(７月２２日）のことだった。
　もう５ヶ月も前のことになるのか。
　未だ昨日のような気がしているのに、早いモノだね。

　しかし、私的ＨＰの駄文であっても、これくらいの期間が経過してからにしておかないと、
　なにかと危ないこともあるから
　今回の件で学んだことからだが

　もう大丈夫、
　ほとぼり覚めたでしょう。
　そう考えて書いたが、本当に身の安全を考えるなら、こういうのは一切書かない方が正しいと身に染みさせた方が良い。

　でも
　もう　良いか
　とアップすることにした。
　そして近々消去あり。以下

　弁天杉を見終わって山道を帰ってきて直ぐに自転車に乗ったので汗は曳いていなかった。
　スピードは全く出ていなかったことも油断につながったと思う。
　濡れた手を服の裾で拭おうと思い、ブレーキレバーから左手を離したそのとき、
　片手運転だったからだな。

　瞬間、長くても１秒は手を離してはいなかったが、ブレーキが利きすぎてか、片手では動きを止められずに急に切れたハンドル。
　前への勢いを失なった自転車は急減速して、行き場を無くした体が小さく舞って路上に転んだ。
　右手を離した分を補おうと左手が強く握りすぎて急制動がかかったのかなあ。
　片手ハンドルで急坂を下るのは危険とは分かっているのに、汗を拭こうと無意識に手を離してしまったのだ。
　そうならないように、そもそも、ハンドルで滑らないように予め汗取り用手袋をして乗るのが自転車の基本なのに、
　ポケットには入れていたが、はめるというちょっとした手間を惜しんだのがこういった結果につながった。

　体が舞うなんて、大げさな書き方をしたが、
　体全体を地面に強く打つことはなく、転んだ拍子にヘルメットが軽く路面に触れて、ヘルメットで保護されない眼鏡のツル側の角が地面にあたって曲がり、枠内のレンズ左右が割れた。
　付随して眼鏡のフレームで目尻の横を軽く切ったようだ。
　そういえばと気にすればだが、首の後ろ側に突っ張るような筋の違和感が感じがあるような気がするが、この痛みが本当ものかどうかは少し時間が必要だ。
　自転車のヘッドランプ・テールアンプが外れて飛んだが、自転車本体には損傷は無い。
　視力不足で前がしっかり見えてないが、ゆっくり走る分には何とかなる。

　やっちまったのは、しょうがない。
　その後始末と再発防止をはかるさ

　幸い、自転車の事故保険に加入している。毎月○○□○円
　眼鏡、それに診察代等、これらの出費に対して幾ばくか保険金を頂けるならありがたい。
　そのためには自損事故とはいえ、事故証明書が必要かもなあ。
　そういうように考えて、だったら早めの届け出がよいだろうと○ヶ○駐在所の扉を開けた。

　出てきた駐在さんは開口一番

　そんな話を聞いている間に俺も考えた。
　そもそも法令で規制されている場所での事故って交通障害保険の保証範囲なのかな？………
　これは警察ではなくて保険屋さんの規約によるなあ……
　たかが数万円の保険金のために……どうしようかな、と俺も迷うわけよ。

　そう考えると俺は話題をずらした。
　そういえば、ここにお世話になるのは二度目である。
　前回は十年前、熊との遭遇後の処置で多いにお世話になったのがここだった。

　過去にそういったことがあったと話をしたら、

　なんと

　と言うではないか。

　当時の駐在さんが今も駐在が継続しているのだった。

　そして、あの熊の件の後日談を聞いた。
　駐在警察官の記憶がはっきりしているのは、マシラの裂けた頬から歯が見えていたという特異な事故の記憶がまずあり、その事故での障害程度を報告書に記載しておくため、治療を行った東海大に確認に出向いたのだそうだ。
　当時、東海大病院での熊対応治療は（神奈川県では）２５年ぶりであり、あの時は在席の外科系研修医の全員集められて治療方法を実地に見学することで勉強したなんてことはとっくにご存じだったし、担当医曰く

　との電話＆情報が五・六件あって、当時あの辺では一応は大騒動だったという。

　それは事実確認の余談だが、
　警察の調書作成に当たって問題が出た。

　それは事故の主因がなにかということであり
　特に事件の発生をマシラの行動に有りとするか、熊の凶暴性にあるかで署内が紛糾したのだそうだ。
　熊が人を襲ったのなら、その害獣を駆除する処置が必要となり、ハンターを出動させて始末する事になる。
　そういう意見も強かったが、
　ある日、その意見が撤回された。
　そして
　マシラ側が事故を発生させたということで落着したのだそうだ。
　そういった結論に至ったのは、マシラのＨＰだそうだ。

　それを会議に参加する警察署内の誰かが発見した。

　だれだろう。
　心当たりが　あるような　ないような
　キャリアで赴任した来た山好きな　あの人か

　誰だか知らないが、会議中に
　ほれ　見ろ　とＷｅｂ上の写真が示された。
　
　それで一同納得し結論として出されたのが
　カメラで撮るという行為によって挑発されてしまったかわいそうな熊、
　その証拠がこの写真だよ。

　挑発されなかったらこの熊は人を見て退散していたはずであり
　写真なんか撮らなかったら、本件は起きなかったに違いない。
　よって熊駆除隊編成の要無し。
　熊は無罪放免自由に生きろ。
　主因は被害者自身の行動に起因する。

　となったとか。

　いやいや違う
　違うだろう

　あの場合、対峙した瞬間に既にお互いのっぴきならない位置関係にあり、写真撮ったとか事件発生に何らの関与無し
　熊を責めろとは言わないが、こちらにだって責任無し

　熊の生息域に入り込んでしまったという責任なら認めよう。
　それなら、他の野生熊の傷害事件の被害者も同様の責任を負うことになる。
　これがマシラの意見

　ハンターを出す、出さないの行政処置はどうでも良いが、俺が挑発しただなんて絶対無いぞ
　そうは言ったが、今になって１０年前の署内記録の訂正を求める気持ちもないし、出来るとも思わない
　もしも記録が訂正されたとしてもこちらの現在状況に何らも変わることは無し
　もう、どうでもいいや

　でも
　ＨＰのあの写真が処置を決めていたなんて
　何が何らかの行政処置を決める要因となるかわからないぞ。
　自身、あるいは他人様に関する文書をＷｅｂや個人ＨＰで多くの人に見てもらえる状態にすると、いざという場合に自分にとっては悪い方に作用することだってあるわけだ。
　警察のＷｅｂ検索能力を甘く見ちゃあいけないよ。
　侵入防止エリアに入った記録をバリエーションなんて得意がって公開していると、対象関連の取締機関が鋭くチェックしてマークするだけではなく、実質危険人物として管理されることになるかも知れないからな。
　たしか、そういう捜査を順法として行う法律が最近立法されて、自由にモノを言えなくなる世界になるとマスコミが騒いでなかったか。

　この決着、俺は全く同意できないが、マシラに挑発されることによって起こった事件というのが世間（役所）の見解らしい。
　
　事故届けを保留にしていただいて、自宅に帰り、保険屋さんに問い合わせると、調書はなくとも保証される種類の保険だとのことだった。
　警察に届け出る必要はなかったのだ。
　保証金額が少ないからこその保険であり、今回でなら眼鏡代くらいが捻り出せればよしとしよう。
　首が少々と財布も少しだけ痛かった。

　全く余計なことをしてしまった。
　一端届けた以上は取り消すにも一・二回は出向くことになるのかなね。
　駐在さんには大変なお手間を取らせて、結果それは必要ではありませんとなって誠に恐縮することになるのかな。
　あるいは、それはそれで、こちらはこちらとして軽犯罪法の手続きはするからとの事になるのか。
　駐在■さん、軽犯罪法違反の場合、悪質でなければ送検されない場合が多いが、そうなるかどうかは個人が決めるのではなく、署としての処置なので確約できないって言ってたな。
　出来ることなら届け出そのものが無かったことにしていただけないか、そう相談させてもらおう。
　そんなこんなで、本件すぐにはアップできなかった。

　走るには問題なく、転んで壊れたのは眼鏡で、首が少しだけ痛い（軽く頸骨捻挫）

　１１月には熊騒動のレポートを十周年として再公開しようと考えていたが、こういう事もあると知ったからには、将来不都合となる可能性を考えて取りやめた。
　それ以外に他の文章も見直して、不都合が予測されるところは今からでもいいから削除して、第三者には規制を正しく守った中での山遊びであるように認められるように事実を曲げてでも取り繕うと思う。
　今後の山遊びのレポートも当然、そうなる

　だから本日以降は俺の文章は全てフィクション（作り事）だ。

　このレポートだって、
　俺的は絶対全文フィクション
　それと承知して読んでよ。

　なんか馬鹿らしくて、
　もう山遊びのＨＰ掲載止めようかな

　それよりも山遊びのほうほうそのものを見直さなくてはならないかもな
　そうしてもいい年代なのだから、　それにあったように変えようぜ
　なんて、思うのよ

　そして
　そっと……フィードアウトしよう
　それは……遠くないと
　以上マシラ、強く強く反省したのでありました。
　終わり